今ならわかる   〜親の気持ち・子の気持ち〜

用事のため一泊した息子。
交わしたのは二言三言。
 
オレの後ろすがたをどう感じたのだろう。
背中を丸めて、
髪は手入れせず
朝から何やらパソコンに向かう親父に
違和感を覚えてしまったろうか?
衰えたなあと感じてるかも。
 
そういえば有るとき
親父が弱くなったのを感じて
ものすごく寂しくなったことがあった。
風呂場で上がって来れない
旅行には行きたくないと母を困らせた
歩くスピードが衰えた
親の弱さ・衰えを見るのは
忍びなかった
 
その時
親父のほうはどう感じていたのだろう。
否が応でも「老い」「衰え」を
感じざるを得ない我が身を
寂しく悲しく思ったはずだ。
子であった頃には感じなかった事がいっぱいある
親というものはいつでも
しっかりとしてるものと思っていたが・・・・
 
今ならわかる
 
おそらく父も母も、今のオレと同じ気持ちで居たのではないだろうか。
 
その時の自分の立場を息子たちに置き換えたとき
今はまだ強がって虚勢もはることはできるが
やがてそれもかなわなくなってしまうのだろう。
 
強く生きるというエネルギーを
自分の中に作っていかねばならない