冬の青空に 花の寺へ

「今日はここ」と決めて向かった

西山おろしは冷たく逆向き

「無理せずゆっくり」言い聞かせながら登ると

いつもより短く感じた

 

山門への坂道

モミジを散らして赤く染まる

紅葉の盛りを過ぎていることは

とうに承知のこと

この寺のこの境内のおもむきは素晴らしい

それに触れたくて 来た

冬の青空に映え

吹く風にちる残りのこの葉たち

それもまたよし

それがまたよし

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