8月5日を心に刻む
二年前 そのことは突然にやってきた
不整脈とわかったのは
いくつか相談し受診してからのこと
「何となくしんどい、どきどきする。疲れる」
自覚症状は三日間
「直ぐにタクシーで三菱病院へ」
本人が一番びっくり
思いも寄らぬ展開
即検査 即入院 即手術
「これしかないですよ。」
突きつけられて選択の余地なし
旅帰りのかみさんも
「思いも寄らぬ展開」で「付き添い」に
手術中のことは今でも良く覚えている
弱虫の心が
不安で 恐がりで 痛がりでおののいていた二時間
「命のやりとりをした」という自覚はない
自覚する前に終わっていた
真剣になったのはむしろ
人から言い聞かされてのことだったかも
ペースメーカーはそれから二年間
命の鼓動をサポートし続けてくれている
8月5日はそういう日